ストリートダンスで上達しにくい・膝や腰が痛いのは【すり足】ができないのが原因?

ストリートダンサーで、

・腰が痛い

・膝や足首が痛い

などの症状を持つ方を治療したり、体の使い方をアドバイスしていると、

初心者、ベテラン、キッズ、大人に関係なく見られる共通の現象がある事に気が付きます。

この原因を改善しないと、怪我は再発しやすく、上達にも時間がかかってしまいます。

 

以下、その原因、改善策、参考エクササイズ(動画あり)について説明していきます。

 

 

原因1 すり足ができない

 

ストリートダンサーの腰痛や膝の痛みである人の動きを見てみると、どのジャンルでも【すり足】で動けないと言う事があります。

 

これは一つ一つのステップで、床を踏ん張っていることが原因です。

なので、すり足の様に、軽く連続した動きが苦手になるのです。

 

床を踏ん張っていると言うことは、かなり力んで動いていることになります。

 

力んで筋肉が硬くなり、膝や腰などの関節にブレーキをかけたまま動いているから関節が壊れるのです。

 

すり足の代表的なものはハウスなどもありますが、もっとシンプルですり足を体感しやすいものがソウルステップです。

 

ソウルステップは、基本的に跳ねる動きはしません。

アドリブで入れる方もいますが、入れ過ぎるとソウルのフィーリングが失われ、違ったジャンルのダンスに見えてしまいます。

 

頭の上下動が少なく見えて、上半身が柔らかいリズムを刻み続けます。

 

 

原因2 アップ・ダウンのリズム

 

全ジャンルに共通する基本でアップ・ダウンのリズムの取り方があります。

 

ストリートダンスのアップ・ダウンは先に上げたソウルステップと違い、【腰】が動きの中心になっています。

背骨の腰の部分で背伸びしたり、膝を曲げたりしますので、どうしても床を踏ん張る力が入りやすくなります。

 

ここから覚えると、後から力を抜いてアップダウンをするのが難しくなると考えらえます。

 

はじめに覚えた動き方が強いクセとなるため、上級者になってもすり足が苦手な方がいるのでしょう。

 

改善のポイント

 

ベテランのダンサーの方は、

・軽快でありながらも重い

・ゆったりと

・全身がつながっている

ので、シンプルな動きでもかっこよく見えます。

 

反対に硬い動きでは、

・膝が突っ張っている

・常に腰が高く見える

・グルーヴ感に欠ける

・力が入っているのが見える

・意識的に頑張っている感がある

・余裕がなく見える

などの状態になってしまいす。

 

それだけ自分の動きに必死になるので、振り付けなども覚えにくくなります。

 

ベテランの方がアドバイスでよく言われることに、

・踵と爪先の重心を使い分ける

・脚の内側ラインに乗る

・体の内側と外側のラインを使い分ける

などがあります。

 

しかし、それをいきなりはできません。

なぜなら、ダンス以前の【基本的な体の使い方】がわからないからです。

 

体の正確な部位を使えば、内側ラインに軸を通すなどもその場でできますが、これは感覚的なものなので直接指導しないと難しいところです。

 

 

リズムスクワット

 

上級者でも意外にできないことが多いのがこの動きです。

リズムを切る動きをメインに教えられてきた人は、リズムを切らずに重心移動をするコツが分かりにくい様です。

 

これは両腕を前後に振りながらリズムに合わせ膝の屈伸をする動きで、

そこから前後左右、慣れたら自由にステップしていくと言うシンプルなものです。

 

ダンス以前の体の使い方(胸や肩甲骨の動き)ができればすぐにできますが、下の動画を参考にして自分の動きをチェックしてみてください。

カテゴリー: 腰痛, ダンス, 体の使い方 | タグ: , , , , , , | コメントする

●追記:マラソン~人種や体型での走り方の違い~

前回の記事、

マラソン~人種や体型での走り方の違い~

にて、黒人選手の腕の振りが

●胸の前で円を描く様に動かしている

と書きましたが、その理由についての補足です。

腕を胸の前で円状に動かす理由は、
胸を横に動かし、全身の前後の動きを減らしている
ためだと思われます。

黒人選手の多くは民族的に腰がそっているので、
前へ重心移動しやすい状態の下半身になっています。

なので、上半身は左右の脚の重心移動を誘導してあげる
ハンドルの役割をすれば効率的になります。

なぜなら人間の体は、
左右に両脚・両腕がついている構造だからです。

重心移動は、体内での左右の横移動が
先に行われるのが最優先なのです。

前方へ移動しようと、脚の力で全身を前へ運ぼうとすると、
単なる筋力だけでの動きとなりすぐに疲れてしまいます。

非効率的なムダを排除できれば、
物理的にもっと速く、楽に動けると言うことですね。

短距離ですが、ウサインボルト選手がこのタイプです。

スタートからゴールまで、
頭と肩が横に揺れ続けています。


横の重心移動を多めに使っているのでしょう

【脊柱側弯症】と言う、
背骨が横方向に曲がってしまう
先天的な症状を抱えているせいでもあると聞きました。

とは言え、頭や肩の横揺れは
ボルト以外にも数名の選手に見られます。

同じ人種でも、胴体の形が【円柱状】より、
横に平たい【楕円状】に近いため、
横方向の重心移動を起こしやすい体型と考えられます。

参考動画

 

また、谷本選手の脚の動かし方について、

●脚は高く蹴り上げず前に出すが出し過ぎず、
膝が伸び切らないので、足の上にすぐ腰が乗ってくる。
足で蹴る速さではなく重心移動の速さを重視。

と書きました。

これについても短距離の選手ですが、
アサファパウエル選手
の走法と同様の原理が働いている様に思えます。

パウエル選手は他の選手より、
踵で地面を押している時間が長いそうです。

これは地面からの反作用を楽に使い、
効率的に推進力を得られる使い方です。

 

前回の記事で言った、

●トレイルラン
●空手の前屈立ちでの歩法

と同じです。

特にスタート時では、
爪先で蹴るのが主流だったそうですが、
彼の【ロケットスタート】は
まったく逆の使い方になります。

参考動画

一見、早そうに見える爪先での移動ですが、
足裏やふくらはぎの筋肉の力を必要以上に使うので、
地面からの反作用が起こるまでに時間差が生じるのです。

一方、踵で強く踏めば、
スネ~太ももまでの骨が一直線の様になり、
骨で地面を押している感覚で楽なのです。

この様に、山道の走法から長距離走、
短距離走まで共通する原理があると私は考えています。

体幹部の横揺れや、横揺れがあまりない踵重心走法。

様々な走法があって、個性により違うと言うことですね。

カテゴリー: 体の使い方, 格闘技・その他スポーツ | コメントする

マラソン~人種や体型での走り方の違い~

谷本観月選手、見事7位入賞!!!

おめでとうございます!!

世界陸上の女子マラソンを見ていて、
人種や個性による体型の違い、
走り方の違いがよく見えました。

個性に合った走りがベストですが、
中には体力を消耗しやすい?
と思われる走法も。

日本人選手が小柄なのに、
手足の長い外人選手を追い抜いていくのが興味深いです。

トップ集団の黒人選手たちの特徴は

●腕脚が長く腰がそっている

●脚の長さを利用して歩幅が大きい

●腕の振りは後ろへ引かず、胸の前で円の様な動き

でした。

また、画像の右後ろの選手は他の3人と違い、
腕を前後に大きく振っています。

その理由は他の選手たちより、
上体が深く前傾しているからと思われます。

日本人の走りは、

●体幹部が横に広く体幹部の二軸が働いている様に見える

●腕をみぞおち~腰の高さで前後に振る

●脚は高く蹴り上げず前に出すが出し過ぎず、
膝が伸び切らないので、足の上にすぐ腰が乗ってくる。
足で蹴る速さではなく重心移動の速さを重視。

の様に見えます。

上の画像の奥の外人選手は体がかなり前傾しているため、
後方で足を高く蹴り上げるので消耗が激しそうです。

体力がある人でないと続かない走法です。

同じアジア人でも北朝鮮の2人の選手は谷本選手より

●腰がそっている

●前方への足の蹴り出しがやや大きい

の違いがありました。

実況解説の中で谷本選手は

●練習にトレイルランを取り入れた

との事で、それが今の走法に影響したのかもしれません。

山道は凸凹で滑る場所もあり、
前方に足を大きく出す事は危険なためです。

これは空手の
【前屈立ち】
の重心移動法と同じ原理で、
全身を楽に前方に運ぶ技術です。

最近は体型も欧米人に近い人も増えましたが、
山岳国に生まれ、膝のスナップが強い
日本人に最も合った走法かと感じました。

カテゴリー: 体の使い方, 格闘技・その他スポーツ | コメントする

入院記~30年ぶりの全身麻酔~

もうだいぶ日がたってしまいましたが、
7/31〜8/3まで入院していました。

右太もも内側にあった、
脂肪腫(硬い脂肪の塊)の摘出手術です。

今日で術後5目目で
動きもかなり回復してきました。

入院・手術はこれで4度目
(鼻骨骨折:2回、膝の内視鏡:1回)。
約30年ぶりの入院と手術は、
治療家、運動研究家として
とても良い経験になりました。

脂肪腫は約10cm、厚みは3cm弱で、
内側広筋と言う筋肉の下にあり、
太い神経の近くです。

当然、全身麻酔となりました。

7年前から徐々に大きくなり、
最近はストレッチでも
神経に触る様な鋭い痛みがあり、
これはもう取らなければと。

全身麻酔は30年前の時より
眠るのも覚めるのもかなり楽だった気がします。

病院の食事は薄味ですがおいしかったです。

肉や魚の主菜の量は少なめですが、
煮物などの副菜や野菜は多め、
ご飯も思ったより多く、
麦飯などが出ておいしかったですね。

持参するのを忘れ、
病院の売店で買ったカップと箸です。

かわいい柄の物しか売ってなかったので…

 

院中は一日数度、
体温・血圧の測定がありましたが、
いつも看護師さんに
「ちょっと低めですね」
と言われたり、
冷房が冷えて眠りが浅かったりと、
寒がり・虚弱体質であることを再確認しました。

体を切ると言うのは、
かなり体力を消耗しますね。

新しい体の組織を再生するために、
体の中では相当な仕事がされているのでしょう。

退院後は回復を早めるために
増血作用や傷の治癒を早める
【当帰】と言う生薬と
ネギ、生姜、黒コショウと鶏肉
を煮込んだ薬膳スープを毎食とっています。

画像でスープの色が濃いのは
醤油を入れ過ぎたのではなく、
生薬の色が出ているためなのです。

術後は透明のシールの様なものを貼られ、
消毒などは一切しませんでした。

昔は切り傷などには、
ほぼ毎日消毒の処置していたと思いましたが。

術後5日目くらいから、
動く時の痛みもかなり減少し、
ゆっくりと短時間の散歩を始めました。

今日で術後3週間を過ぎまして、
正座をしても傷がひきつる痛みもほぼなくなりました。

深い部分を切っていますので、
まだ素早い動き、力強い動き、
内股を伸ばすストレッチなどは無理な様です。

今回、約30年ぶりに入院し、
脚を引きずらないと歩けない様な時期を過ごし
いろんな事を思い出しました。

格闘技選手だった若い頃は、
そういう経験も割と定期的にあったのですが、
人間、しばらくないと忘れるものですね。

病気の方や身体に障害のある往診の患者さん、
また高齢者の方の気持ちが
よく理解できた日々となりました。

そして私も50歳と言うこともあってか、
生老病死と言う人間が絶対避けられないもの
の存在をひしひしと感じた次第です。

今後の治療に活かしていきたいです!

カテゴリー: 日々のこと | コメントする

朝からよく食べる子の共通点7つの法則?

朝からよく食べる子の共通点7つの法則

と言う記事がありました。

確かに理想的なポイントではありますが、
子供の内は特に個人差が大きく、
そうでない子もまた多いものです。

その子らのお母さんは理想論を言われてしまうと、
行き場がなくなってしまい苦しむ事も多いです。

逆から言えば、
元気な子の共通点や法則があれば、
体が弱めな子の共通点や法則だってある
と言うことです。

優れた小児科医はそれを知っていて、
まずはお母さんたちを安心させます。

親御さんが安心すること。

それが子供のケアの第一歩だからです。

お母さんの心身のコンディションは
子供に大きく影響します。

ちょっと前までは同じ体内にいたのですから、
心身の波長とでも言うものが合っているのかもしれませんね。

この様な記事を見ていつも思う事。

たくさんのデータをもとにその平均値を出し、
それをみんなが目指すゴールに設定する。

現代医学・科学のよい所と悪い所が
よく出ていると感じています。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190715-00009508-tamahiyo-life

カテゴリー: 婦人科 ・ 産後・育児について | タグ: , | コメントする

~何事にも曲線と直線が必要~

 

体の使い方や治療法を考える時、

【曲線】や【らせん】
の動きが大事なのですが、

それ以前に【直線】の意識が
しっかりしてないとグダグダなものになります。

直線とは【縦】と【横】の直線で、
それらは自分の体を通る
【重力】や【中心軸】と
地を平らに走る【水平面】
の感覚のことです。

これがあると上手に
患者さんの体を操作できます。

武術などの体の使い方も同様です。

これが崩れると自分の体を傷め、
治療も効果半減どころか悪化させる事も。

生きるにしても
自分の意思が【縦軸】で
人や環境との関係が【横軸】
と考えています。

ここが自分なりにでも
しっかりしていると生きやすい気がします。

山、川、波、炎、動物や植物。

自然のものに直線は
ほぼ無い様に見えますが、

見えないけど最大の法則、
【重力】と言う直線の力は
とても強い影響しています。

皆、それに従って存在し、活動しています。

北斎の絵などを見ても
きれいな曲線で描かれていますが、

地平線や水平線、それの基準となる
天から地へとおりてくる
【重力線の意識】
が強くあると感じています。

カテゴリー: 日々のこと | コメントする

~【寝だめ】は悪くありません~

【寝だめ】って
そもそも使われ方もおかしいですし、
それが良くないと言う理論も
万人に通用するものじゃないと考えています。

『ためる』と言うのは、
将来のためにためておくと言う意味で、
昨今の【よい睡眠の取り方】の理論での使われ方は、

『不足した睡眠を取り戻す』

と言う意味で使われてますから、
全然意味が違います。

『睡眠不足であっても
長く寝ずに起床時間を朝方にすべき』

この考え方は、
体質的に慢性疲労症候群の方や、
産後や手術後、
虚弱体質の方には適しません。

無理して病状を悪化させるだけです。

・どんなに疲れていても起床時間を朝方にする、一定にする。

これを推奨している方は、
東洋医学では
【陽】の性質の方の様に見受けます。

多少無理しても何事もガンガンやれる体質です。

【陰】の体質の方はそれができません。

寝られる時は寝て、
体力を回復させるのが優先です。

【嗜眠】と言って、
いくらでも寝られる状態があります。

東洋医学では
【血虚】【陽虚】【脾虚】【腎虚】
などと言う病態で考え、
鍼灸や漢方薬で治療します。

この様にいろんな考え方ができないと
無駄に精神科系のお薬を出されたりして、
脳も体も元に戻りにくい悪い状態になってしまいます。

原因不明と言われる症状であっても、
納得できる説明ができて、
他の方法を探せる人に任せるべきでしょう。

東洋医学的解決策は、

1、内臓温度を上げる様な衣食住の注意

が基本です。

治療や漢方薬なども大切ですが、
生活習慣が体質に合っていない場合が多いです。

まずは自分の体質に合った健康法を知ることからスタートします。

2、運動がしやすい体を作る

内臓温度を上げる努力とともに、固まった体をほぐす事が必要です。

きつい運動でなくても、体幹部、背骨、骨盤と言った、体のコアの部分をゆるめていくのです。

そうすると血行や自律神経のはたらきもよくなり、
骨格のバランスが整って動きやすくなります。

そこから徐々に筋肉が増える様な運動を取り入れていきます。

筋肉が増えてくると、体温の維持が容易になります。

そうすると日中、元気に動ける時間が少しずつ増えてきます。

その様に正しい段階で、ゆっくりと上げていくことが必要なのですね。

●毎週水曜午前、主婦の方対象の健康体操教室を行っています。
詳細はこちらから↓↓
https://kidaminorusinkyu.jimdo.com/taisou/

●慢性疲労体質の方、ご相談受け付けております。
お問い合わせはこちらから↓↓
kid_a1005@yahoo.co.jp

カテゴリー: 東洋医学・漢方について, 自律神経の症状 | コメントする

高齢者の転倒予防は【履き物】や【床の敷物】もチェック

高齢の母が大腿骨頚部骨折
(太ももの上、股関節の近くの骨折)
で入院中です。

母は家の中で後ろ向きに転倒しました。

頭や背骨などは異常なかったのが幸いです。

とは言え、この大腿部頚部骨折は高齢者にとって、
急な病変により死に至る場合や
術後に認知症を発症するケースもあり、
いろいろとやっかいなものなのです。

母は同居しているので、時折り私が骨格の調整や鍼灸などで
体調の維持などをしています。

そのせいか、片脚バランスなどもグラつきがなく、
転倒予防に役立っていたとは思うのですが、
今回の転倒による骨折。

転倒した時、私も家におり倒れた音を聞きつけ、
状態を見てから救急車の依頼をしました。

倒れた時の状況は、
少し高い所にハンガーでかけた衣服を取ろうとした時、
後ろにバランスを崩したそうです。

仰向けに倒れており、

「お尻から背中と床に着いた。」

と言う本人の説明から、
救急車で搬送された後、自分でも状況を確認してみました。

すると気付いたのが、母の室内サンダルが

【屋外用のサンダル】

だったのです。

最近のサンダルやスリッパの様な履き物は、
はっきりと屋外用の物と分かる外見ではありませんね。

そのサンダルを履き、同じ動作を再現してみました。

手を上に伸ばし、後ろにバランスを崩し・・・

その後が床に足が張り付いた様になり、
全く動かなかったのです。

梅雨のこの時期、大変湿度も高く床が湿っており、
屋外用のサンダルでグリップが強いこともあって
全てが悪く作用してしまった様です。

体のバランスなどは整えていたので、
これがなければ後ろにバランスを崩した時に、
一歩でも後ろに足が出たのではないか、と考えています。

そうすれば、足が床に固定されたままの転倒ではないので、
肋骨の骨折や背骨の圧迫骨折、
または手首などの骨折になっていたと想像します。

どれも大腿部頚部骨折よりは予後は良いと考えられます。

高齢者の場合、
ちょっとしたカーペットの段差に引っかかったり、
履き物が引っかかったりしても転倒します。

体の状態を整えることはもちろん、
室内の足元の状況や履き物など、
間違った使用法でないことをチェックする事が大事ですね。

カテゴリー: 介護予防・高齢者の健康, 体操教室, 体の使い方 | コメントする

セラピスト・運動指導者を惑わせる国家資格者のお話

女性のセラピスト、インストラクターの方たちからいろんな質問を頂きます。

いろいろな治療家からいろいろなお話を聞くことがある様ですね。

そんな中でも、とんでもない主張で女性セラピストたちを惑わせる国家資格者もいる事にとても残念な気持ちになります。

たとえば、

「無理なダイエットでやせ過ぎた人には鍼を打っても効かない。」

などと言う話。

結論から言うと、そんなことはありません。

東洋医学は体質の弱い人と強い人など、
すべて【陰陽】に分けることから始まり、
どんな人にも合わせる様にできているのです。

鍼灸が効かないと言い切れるのは、
重度の難病か、鍼が怖くていやだと言う人くらいです。

また、

「○○症の人は△△だ。」

などと、特定の症状は必ずこんな特徴だ、などと言うものも。

多少はそういったこともありますが、どんな病気にも必ず陰陽があって、
同じ病名でも正反対の体質があります。

【風邪】でも暑くて布団を蹴飛ばしてしまう状態と、
いくら布団をかぶっても寒いとふるえが止まらない
と言う状態がありますよね。

【便秘】でも下剤が適した【熱がこもったタイプ】と、
下剤を使うとかえって悪化する【内臓が冷えたタイプ】
と言うものがあります。

なので、現代医学の病名をあげて、
○○症は△△だみたいに断定する様なことは
東洋医学ではほぼありません。

私も若い頃、いろんな治療家の集まりでそうい方々を見かけましたが、
根拠がなさ過ぎて、興味も持てませんでした。

本気でうったえたい主張なら、必ず相手に伝わる様な
【根拠】も同時に説明するものです。

治療、運動指導などに関わる方は、
この辺を基準にいろんな方のお話をうかがうとよいと思います。

●まどわされないポイント

私が思いますに、

『何事にも子供のような素直な疑問で臨む』

と言う姿勢が大切だと思います。

「え?どうして?」

「なんでそうなるの?」

納得いくまで何度も聞き返すことのできる人であれば、人に惑わされる事は減っていきます。

また、持論を主張する方は、自分の発言に責任を持ち、自分なりにしっかり説明できる人であれば信頼できるのではと考えます。

●意見を知った上で注意すべきこと

相手の主張は理解できた、話す人も信頼感があった。

で、その方に指導を願うのか?治療をお任せするのか?

その判断が最終的にせまってまいります。

治療や健康に関係することであれば、まず大事にして頂きたいのは、

『自分の体質に合うか?』
『自分のクライアントさんの状態に適しているのか?』

をチェックしてみてください。

主張される方のもたれるデータから、自分やクライアントさんとの体質や傾向などで共通する部分があれば試す価値はあるでしょう。

東洋医学的なチェック方法は、
【体質を陰陽で考える】
と言うことになります。

1、暑がりか寒がりか?
暑がりは陽、寒がりは陰です。

2、胃腸の強さ
病気していても食べられる(陽) or 朝は食べられない(陰)など。

まずはこの2つをチェックすれば、おおまかに陰か陽かに分けられます。

当治療院でも治療だけでなく、相談でいらっしゃる方もおられます。

ご自身が身体の不調や
トレーニングをしていくのに心配なことがある、
と言う方は下記アドレスからご連絡ください。

kid_a1005@yahoo.co.jp

カテゴリー: 体の使い方, 格闘技・その他スポーツ | コメントする

~夜間頻尿・尿漏れの対策と体の歪み~

男性でも女性でも

『夜間頻尿』

と言って、夜中に何度もおしっこに行きたくなる症状があります。

対策としては様々な漢方、サプリメント、腹筋を主とした予防体操、自律神経的アプローチなどいろいろありますが、東洋医学的な観点から原因と対策を書いていきます。

原因

東洋医学的には

『冷え(手足、内臓)』

が一番の原因となります。

自覚的にも手足の冷えが強く、胃腸が弱いなどの人は”体を温める作用”の

『陽の気』

が不足しています。

鍼灸治療や漢方薬でも温めるような方法をとります。

もし、こういう方が『便秘』だった場合、

基本的に【下剤】はアウトです!

全身の冷え→内臓温度も低い→内臓温度を外に逃がしたくない→便も出にくくなる

と言う状態なので、治療や漢方、食事などで内臓から温めていきます。

体の内部に熱が充分になれば自然に出ていきます。

漢方などで下剤を使うとしたら専門家が微調整しつつ、なおかつ緊急の時のみとなるのが通常です。

逆に暑がりで『夜間頻尿』がある方は、膀胱が活動し過ぎる傾向もあるので、その場合はその熱を抜いていく方法を取ることもあります。

対策

すでに書いた部分もありますが、

・治療(鍼灸、整体、マッサージ等)

・漢方薬、サプリメント等

以外の『運動療法』や『セルフマッサージ』についてまとめていきます。

1、会陰のセルフマッサージ

『肛門と尿道の付け根(女性なら産道)の間』

にあるのが【会陰】と言うツボです。

デリケートな場所ですから、なかなか行うのに抵抗があるかもしれませんが、効果は大きい様です。

指の腹の部分で、10回ほど軽くなでる位で結構です。

トイレ、もしくはお風呂に入った際に試してください。

絶対効かせたい!と言う方はトイレに入る度にやって頂いても結構です。

2、筋トレ

・尿道や肛門を締める
(座った状態でも寝ていてもOK。力を入れて10秒~20秒位を数回)

・スクワット
(肩幅に足を開き、膝が床と平行になる位まで下げるのが理想。両腕は胸前や頭の後ろで組む)

尿道・肛門に力を入れるのは椅子に座っていても、だれにも気付かれず行うことができます。

尿道・肛門に力が入るには、お尻・腹筋・両脚の筋肉も連動してきますので、スクワットが加わるとより効果が出やすくなります。

スクワットの回数は10~20回、それを日に1~2、3セットから始め、徐々に増やしても結構です。

膝が痛い方は浅くても結構ですし、

『 軽く曲げたまま静止する 』

と言うやり方でも結構です。

30秒~1分くらいできたらいいですね。

3、肋骨(胸・あばら骨)のセルフマッサージ

腹筋がゆるんでいて力が入りにくいと言う方。

その様な方はほぼ間違いなく、
肋骨が開いたまま固まっています。

・産後で骨盤が開いている
・太っていて急にやせた
・現在太ってお腹が出ている
・運動不足で腹筋がゆるんでいる

などの自覚がある方がそうです。

お腹がふくらめば胸(肋骨)もふくらんで開いています。

妊娠や太った事により、お腹と胸がふくらんだ期間が長く続きます。

お腹には骨がないので形が戻りやすいですが、胸には肋骨が12本あり、それぞれが背骨とつながっています。

肋骨と肋骨の間の筋肉(スペアリブの部位です)が固まった状態なので、胸の形はそこをゆるめないと戻りません。

そのため産後の骨盤調整は肋骨とセットでないと効果が出にくいのです。

胸のセルフマッサージの代表的なポイントは、

『大胸筋の輪郭』

の部分です。

主にアンダーバストのラインになります。

この辺りを探って頂き、硬いところがあれば指で横にずらす様に、グイ~~っと押してください。

いろいろな方向・角度から押してコリを探します。
ある程度やわらかくなったと感じたら別のコリを探します。

これをやるとウエストラインが変わり、くびれが出やすくなり、腹筋運動もやりやすく、腰痛予防にもなります。

その他の注意点は、下記リンクの記事も参考にしてみてください。

~春先の体調の変化と対策~
http://kidaminoru.com/oriental-medicine/spring_symptom20190425/

 

セルフマッサージの詳しいやり方や歪み調整をご希望の方は

以下のアドレスまでご連絡ください。

●きだみのる鍼灸整骨院
メール:kid_a1005@yahoo.co.jp
HP:https://kidaminorusinkyu.jimdo.com/

カテゴリー: 東洋医学・漢方について, 自律神経の症状, 婦人科 ・ 産後・育児について, 腰痛 | コメントする