慢性疲労症候群・慢性疲労体質その2/原因と東洋医学

慢性疲労シリーズその2です。

 

今回は原因について、現代医学的・東洋医学的の2つの面から見て書いていきます。

 

あらためて慢性疲労症候群(CFS : chronic fatigue syndrome)とは?

 

これまで健康に生活していた人が

ある日突然原因不明の激しい全身倦怠感に襲われ、

それ以降強度の疲労感と共に、

微熱、頭痛、筋肉痛、脱力感や、思考力の障害、

抑うつ等の精神神経症状などが長期にわたって続くため、

健全な社会生活が送れなくなると言う症状が

6ヵ月以上持続ないし再発を繰り返し、

その他の検査結果等により医師が認めたものを言います。

 

当ブログでは慢性疲労症候群との診断がつかなくても、

慢性疲労症候群に極めて近い症状の方を

【慢性疲労体質】と呼び、東洋医学的な改善法を探ってまいります。

 

 

慢性疲労症候群の原因

1、現代医学的な原因

(1)ウイルス

体内にもともとあるウイルスが、

神経の働きやホルモンの分泌などを害することで

疲労回復がうまくいかなくなると言う説。

 

(2)ストレス

ストレスにより、

副腎疲労(ストレス抵抗ホルモンの出し過ぎによる)

脳内の炎症(神経活動が過剰になる)

などが起こり、ホルモン系、神経系が乱される。

それにより筋肉や内臓など、

あらゆる部位に炎症や異常が起きると言う説。

 

2、東洋医学的な原因

現代医学の解説を見ると、

ホルモン分泌・神経の働き・ウイルス

などに負けてしまっているのだな、

と言う事が分かります。

 

東洋医学ではそもそものこれらに対する抵抗力、

つまり気、陰陽で言うと【陽】の気が不足していると考えます。

 

3、陽の気(陽気)とは

 

・体を温める

・外的要因(気温、湿度、気圧等)に対する防衛力

・内的要因(心身のストレス)に対する防衛力

・消化力

・活動力(仕事、家事、その他を精力的にこなす力)

・回復力(疲労や怪我・病気から体を再生させる力)

 

などの働きをしています。

 

4、東洋医学の【血】とは

そして陽気が不足すると【血】も不足していきます。

東洋医学で言う血とは以下の2つの意味があります。

 

  • 広い意味での【血】:細胞成分+血漿成分

 

  • 狭い意味での【血】:細胞成分のみ

細胞成分とは、赤血球や白血球、血小板などの

【形】のある物の部分です。

言わば、血液の【具】の部分です。

 

血漿部分とは赤血球などの形ある物以外の

【液体】の部分のです。

血液の【水分】の部分です。

この血液中の【水分】が不足すると、体は熱を持ちやすくなります。

活動的であるメリットもあります。

 

そして【具】が不足すると、体は冷えやすくなります。

全ての活動が低下し、仕事や運動はおろか、

人と会うのでさえ疲れるようになります。

 

初期は【陽気】のみが不足した状態ですが、

長期化するとこの血液の【具】の部分

が不足して治りにくくなります。

 

5、まとめ

慢性疲労症候群シリーズの記事その1

でも触れましたが、

とにかく体温を下げないような工夫が必要です。

 

衣服はもちろん、食事、その他活動の仕方も、

まわりの普通の人たちにはない小さな注意点がたくさんあります。

 

これはとても面倒なことではありますが、

ここが改善の分かれ道となります。

 

長い目で見て、腰をすえてかかりましょう。

ライフスタイル全体を見直すきっかけとして

少しずつよくなっていくのを楽しめるようにしたいですね。

 

・当院の治療にご質問のある方は、

お問合せページからご連絡ください。

 

・最初から治療はちょっと…でも話を聞きたいと言う方

東洋医学相談コースが御座います。

↓↓↓

https://kidaminorusinkyu.jimdo.com/course/

 

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冷え症・慢性疲労対策 ~冬季の果実の食べ方~

冷え症、慢性疲労体質の皆様、寒い季節になってきましたね。

今朝、頂き物のりんごを焼いてシナモンをかけて食べました。

冷え症・慢性疲労体質の私にはこれが一番いいようです。

ひめりんごはそのまま食べてみました。

酸味がやや強いですね。

 

果実が一番おいしく感じるのはやはり生食ですが、

温めたりスパイスを加えるのもおいしいものです。

 

何しろ胃腸への負担がかなり減ります。

 

 

生食はビタミンなど栄養がとりやすいですが、

内臓を冷やす性質が強いです。

  • 生=消化しにくい=胃腸に負担がかかる
  • 甘味=漢方では水分を増やす作用
  • 酸味=漢方では冷やして引き締める作用

などからもそれが分かります。

 

様々な果実とスパイス、お菓子作りなどのレシピは

イギリスの伝統料理に多いのではないでしょうか。

昔から中東と交易があり、

スパイスを使ったクッキーやスパイスティー(チャイ)なども

イギリスではポピュラーな様ですね。

 

ちなみにシナモンは漢方では桂皮(桂枝)と言い、

腎臓の気を補い、体の表面と胃腸も温め、

のぼせや吐き気をおさめます。

 

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慢性疲労症候群・慢性疲労体質その1/治療と体質改善について

慢性疲労症候群?慢性疲労体質?

こちらの記事では

・貧血、低血圧で冷え症

・疲れやすい

・体調がいつもよくない

・胃腸の調子がいつも気になる

・動いてもすぐに休みたくなる

・毎日の自分の体調の変化が読めない

・病気や怪我をすると治りにくい

・いろんな健康法をやっていても効果が分からない

 

その様な悩みのある方の治療や体質改善について、

東洋医学の考え方を書いていきます。

 

今回は慢性疲労症候群・慢性疲労体質の

おおまかな説明になります。

 

 

1、慢性疲労症候群、慢性疲労体質とは

特定できる原因がないのに、

激しい疲労感で日常生活に支障をきたすほどの症状があります。

 

慢性疲労症候群の重症なものでは

難病の指定を受けることもあるほどです。

 

病名で言うと、

虚弱体質、貧血体質、冷え症、

自律神経失調症や更年期障害の一部、

白血病や悪性貧血、再生不良性貧血などがあり、

 

体質的なものから重い病気まで

程度の差はあっても、

東洋医学では基本的に同じ状態と考えます。

 

2、どんな人がなるの?

もともとの体質であったり、

手術や事故、産後などで

大量に血と体力を消耗したこともきっかけになります。

 

また、人並み以上に元気だった人でも

激しい運動や、過度の労働を長期間続くと

突然この状態になることもあります。

 

 

3、体の中はどんな状態?

体内で『熱エネルギー』を作る働きが弱く、

常に冷えており、回復力や抵抗力が慢性的に低下した状態です。

 

人間の健康を維持できる体温は約36度です。

 

外界の気温と考えたら、かなり高温ですよね。

 

体内の温度、内臓の温度が一度下がるだけでも免疫力、

抵抗力が大幅にダウンすると言われます。

 

体温が低いと代謝も下がり、回復力が弱くなります。

病気や怪我をすると治りにくくなります。

 

 

たとえと言うと

『充電池の容量が小さい』

と、すぐにパワーダウンしますので

こまめに充電(休息)しないと続けて動けません。

 

また、

『火力の弱いガスコンロ』

の様でもあり、体内の水分を温める機能が弱いです。

 

人間の体は、食べ物の消化や疲労回復、

運動や仕事に使う体力などなど、たくさんの仕事があります。

 

これらは全て全身の細胞が元気に働いてできる事です。

元気に働くためには【熱エネルギー】が必要です。

 

 

体格が大きくてしっかりしていても、

中にあるガスコンロが火力の弱いものだとすると、

見かけより体が弱いのです。

 

 

4、当院で治療した症例

治療を行った慢性疲労症候群の様な状態の例では、

・胃が弱い不妊症の方(30代女性、1年半後無事出産)

・白血病治療中で腰椎分離症の方(60代女性)

・腎の癌手術後で同様の症状の方(40代女性)

・流産を繰り返していた方(20代女性、無事出産)

・腰部ヘルニアを2度手術しても腰痛が再発していた方(60代女性)

・脊柱側弯症で30年不安神経症を患っている方(80代女性)

などがおられます。

また、私自身が体格がよい見た目とは違い、

胃腸も弱くても寒がりで疲れやすい慢性疲労体質です。

 

・当院の治療にご質問のある方は、

お問合せページからご連絡ください。

 

・最初から治療はちょっと…でも話を聞きたいと言う方

東洋医学相談コースが御座います。

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今後、慢性疲労体質に関するケア(衣食住、運動など)、

治療の例などの情報を発信してまいりたいと思います。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

きだみのる鍼灸整骨院 木田実

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