谷本観月選手、見事7位入賞!!!
おめでとうございます!!
世界陸上の女子マラソンを見ていて、
人種や個性による体型の違い、
走り方の違いがよく見えました。
個性に合った走りがベストですが、
中には体力を消耗しやすい?
と思われる走法も。
日本人選手が小柄なのに、
手足の長い外人選手を追い抜いていくのが興味深いです。
トップ集団の黒人選手たちの特徴は
●腕脚が長く腰がそっている
●脚の長さを利用して歩幅が大きい
●腕の振りは後ろへ引かず、胸の前で円の様な動き
でした。
また、画像の右後ろの選手は他の3人と違い、
腕を前後に大きく振っています。
その理由は他の選手たちより、
上体が深く前傾しているからと思われます。
日本人の走りは、
●体幹部が横に広く体幹部の二軸が働いている様に見える
●腕をみぞおち~腰の高さで前後に振る
●脚は高く蹴り上げず前に出すが出し過ぎず、
膝が伸び切らないので、足の上にすぐ腰が乗ってくる。
足で蹴る速さではなく重心移動の速さを重視。
の様に見えます。
上の画像の奥の外人選手は体がかなり前傾しているため、
後方で足を高く蹴り上げるので消耗が激しそうです。
体力がある人でないと続かない走法です。
同じアジア人でも北朝鮮の2人の選手は谷本選手より
●腰がそっている
●前方への足の蹴り出しがやや大きい
の違いがありました。
実況解説の中で谷本選手は
●練習にトレイルランを取り入れた
との事で、それが今の走法に影響したのかもしれません。
山道は凸凹で滑る場所もあり、
前方に足を大きく出す事は危険なためです。
これは空手の
【前屈立ち】
の重心移動法と同じ原理で、
全身を楽に前方に運ぶ技術です。
最近は体型も欧米人に近い人も増えましたが、
山岳国に生まれ、膝のスナップが強い
日本人に最も合った走法かと感じました。