(陰陽のマーク。この世の全ては正反対の要素が混ざり合ってなると言う意味です。)
私はもともと体質が疲れやすい、冷えやすい、胃が弱い、
などの弱い体質なので代謝も低く、遅いです。
怪我も治りにくく、筋肉痛も遅く来て長引く。
10代から武道に親しみ、20代では一時期
プロの格闘技選手として活動したものの、
勝負ごとに合わない性格もあり2戦で引退。
そんな自分が自分なりのペースで
なんとか武道を楽しみ日々の仕事もこなし続けるには?
やはり、体調の維持と管理しかありません。
若くて元気な人でも、過度な運動やハードな仕事が続き、
疲労が蓄積すると疲れやすい状態になり長引くこともあります。
最近、いろんな健康本が出ていますが、
私は具体的な方法の前に、東洋医学的な考えをもとにした
『一日のリズムの作り方』
を実践する様にしています。
一日のリズムとは、朝起きた時、日中、寝る前などに
適した運動や食事の仕方のことです。
これは最新の健康法と言うより、
根本的な人体の自然の法則と言えます。
鍛える、栄養を取る、睡眠などの細かい方法も大事ですが、
おおまかな流れ、法則を知ると応用しやすいでしょう。
以下、内容の具体例を挙げてみましょう。
●朝・起床時・春
体を起ち上げる(起動させる)
立つ、姿勢、呼吸、
朝は気温も低く、体温・血圧も低いので、
これから上げていこうとする時間帯です。
上記の動作をゆっくりと、楽な状態を作っていきます。
気功や太極拳、空手など武道の姿勢や呼吸を応用しています。
●昼・日中・夏
鍛える
筋力、柔軟性、瞬発力、持久力
日中は体温・血圧が高くなるので活動に最適です。
体温の高い時間帯は割と長く、夕方から早めの夜まで続きます。
●夜・就寝前・秋~冬
整える
ほぐす、ゆるめる、温める
夜は気温も下がります。
体温・血圧も下がっていき、体は睡眠に向かいます。
その様な時はリラックス重視なので、
無理なストレッチなどもしません。
呼吸ももちろん大事ですが、変に呼吸法など意識してしまうと
意識が覚醒してしまう事も。
それよりも上記の行動をしていると、
呼吸も自然に落ち着いていきます。
また、体質が冷えやすい人は、
季節で言えば常に【冬】の状態に近いです。
一日の周期を一年の四季に当てはめて養生するのも
東洋医学の面白いところです。