~ジャズダンサーの腰痛と腰の反り方~

腰痛や股関節の痛みがあるジャズダンサーの方は案外と多いですね。

皆さんとても体が柔らかいのですが、ダンスで酷使していることもあります。

 

また、それ以外の原因では、

  • 腰の反り方が体の理にかなっていない

と言うことが目につきます。

 

その他のダンス、ストリート系ジャンルの方でもこの現象は多いです。

 

 

1、まちがった腰の反り方とは?

どんな反り方かと言うと、

立った状態から【腰椎】(腰の部分の背骨)だけで反っているんですね。

そうなると、腰の上下の背骨は中心に集まる様にして固まってしまいます。

腰を反るという動作は腰椎だけでなく、

【仙腸関節】(骨盤のつなぎ目)や【股関節】も大きく関わります。

 

この現象が起こる原因は、

アイソレの練習のデメリットでもある気がします。

 

なぜなら、アイソレは【体の一部分だけを動かす】

という事のために、【他の部分は止める】

と言う事をして、自然な連動を出さない体になっているからです。

 

★関連記事~アイソレのデメリット~

http://kidaminoru.com/dance/dance-isolation/

 

また、ストリートダンスの基本中の基本である、

  • アップ・ダウンのリズムの取り方

では、この腰椎の部分が動きの中心となっており、

上に書いたのと同様、股関節などがあまり動いていません。

 

むしろ立ちジャンルのダンスは、

  • 股関節を常に締めている

と言う状態です。

 

そうでないと、

  • 上半身の素早い動き
  • バランスを崩した多彩な動き

ができないからです。

 

ともあれ、全ジャンルの基本動作が腰痛の原因でもあるようです。

 

ダンスでも武道でも他の運動でも、もともとが健康法でありませんので、

特殊な動きが多く体に負担がかかるのです。

そのため、練習後はリセットのための体操が不可欠です。

 

 

2、負担のない腰の反り方

治療や充分なストレッチ(お尻やもも裏、体幹部等)

が必要な場合も多いですが、以下の

  • 負担のない腰の反り方

を試してみてください。

1、自然体で立ち、腰の部分だけ反らせる(上体は後ろに倒さない)

2、腰を反った形でお尻(骨盤)を引く

3、そのままの形で、お尻の下のラインを前に押し出す

 

この形で数秒~数十秒ほど停止したり、軽く前後に揺らしたりして、

負担のない腰を反った形を体に記憶させます。

 

その効果は

  • お腹と腰の筋肉がバランスよく使える
  • 腰椎の全体が動き、一か所に負担がかからない
  • 体が記憶すると、とっさの時の動作でも腰を傷めにくい
  • 反り腰や股関節の痛みも改善する
  • ジャズ・バレエに必須の爪先立ちが楽になる
  • 体幹トレーニングの効果が上がる

などです。

参考動画~ダンサー改造計画しげたそうし編20200125~

この動画の前半部分が、腰の反り方を指導の前後のダンスの変化です。

 

3、反り腰・腰が硬いことのデメリット

腰が固まったままで体幹トレーニングをすると、

余計に動きが硬くなったりします。

 

腰が硬いと体幹が硬くなり、自在なバランスが取れなくなります。

 

また、ダンサーのお悩みで多いのが

  • 踊っているポジション(位置・高さ)に変化が出せない
  • 同じような動きばかりに見えてしまう

と言う現象も、腰椎や胸などの体幹部が固まっているからでしょう。

怪我・痛みだけでなく、パフォーマンスが上がらない大きな原因の一つと言えるでしょう。

上級者の方でも胸や首元・鎖骨の辺りのエリア】だけが動きが止まっているのが見える場合があります。

常にここが動いているダンサーの方は、自然な連動も使えており、怪我も少なくパフォーマンスも素晴らしい、いつまでも見ていて飽きない動きに見えます。

4、反り腰と股関節の痛み

また、腰痛のある方はだいたいが【反り腰】です。

 

反り腰は骨盤の前部分が前に倒れ、

太ももの骨とぶつかる様な状態にあります。

これでは股関節が詰まってしまい、

ももを上げたり、脚を開いたりの動作がやりにくくなりますよね。

 

なので、腰の楽な反り方を知り、腰椎が自由になってきますと、

股関節の痛みもなくなるわけです。

 

楽にパワフルに腰が反れますので、

  • アニメーションスタイルのパンケーキ
  • ブレイクダンスの縦系・その他反るムーブ

にもいいかと思います。

 

5、まとめ

ここにあげましたのは、医学的に負担の少ない、効率のよい腰の反り方です。

 

ひどい痛みがある方はこれだけでは改善できないので、

医療機関できちんと自分の状態を確認しておく事が最優先です。

 

医療機関での検査の結果、様子をみてもよい状態であれば、

  • 柔軟性・筋力のバランスを取るエクササイズ
  • 正しい体の使い方

に取り組んで頂き、少しずつ少しずつ、焦らずに改善していく事が大事です。

 

当院でもダンサー専門の治療と相談を受けております。

慢性の痛みが気になる方は是非ご相談ください。

 

●きだみのる鍼灸整骨院ホームページ

https://kidaminorusinkyuseikotu.jimdofree.com/

 

 

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